私の道 ―(実話)―
二人は駐車場の方へ向かっていた。




あすかさんは、背が高くて細くてストレートの黒髪の似合う大人の女性だった。

悔しいけど二人はお似合いだった。


甘えたように陸の手をつなぎ
肩に寄りかかるあすかさん




陸の隣に居るのは私だったかもしれないのに…


順番が違えば、赤ちゃんだって産めたのに…


陸と結婚できたのに……




あすかさんが横取りしたんだ


あすかさんがいなければ……


あすかさんが憎い!


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