私の道 ―(実話)―
「あれ?大ちゃん髪型変わった?」

「うん、色もね落ち着かせてみたんだ」

毛先に動きの出る感じになっていた。
元が良いから、どんな髪型も似合う。


「大ちゃんってかっこいいよね、優しいしモテるでしょう?」
私はニコニコしながら聞いた。



「何?突然…まぁ、モテないって事は無いけど~なんて」

「あはっ、やっぱり?」

大ちゃんは照れているのか、髪をくしゅくしゅしてる。



「俺、梨華にだけモテればいいんだ、他の女にはモテなくていい」



こんな事を言ってもらえるなんて、私は幸せ者だ。


「ありがとう」
< 85 / 287 >

この作品をシェア

pagetop