私の道 ―(実話)―
「まほちゃんって、うちの学校の1年生だよね…?」

おそるおそるナッチに聞いてみた。



「うん、1年生にイジメられてるなんて、ウケルでしょう?」

涙をいっぱいためながら笑顔を作る姿は、痛々しくて見てられなかった。


「何言ってんの!今回だけじゃないって事?いつからなの?」

「ケータイにも来てる、拒否ったら違う人のケータイからかけてきて…人の彼氏取るなんて最低って、メールも1日に何回も入ってくるし」


「そんなひどい…!!」

「仕方ないよ、本当のことだから…」


「なんで言わなかったの?」

「恥ずかしくて言えなかった、でも梨華に知られたら安心しちゃった」



ナッチはしゃがみこんで泣き出した。


私は自分のことばっかりで
ナッチの変化に気づいてあげられなかった


ごめんね…
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