私の道 ―(実話)―
平日だし
閉店間際を狙ったこともあって
お店は空いていた。

カウンターに二人で座って、飲み物を注文した。




「直哉さん、元気そうで良かった」

目で追いながらナッチは安心したように言った。



自分がひどい目に合ってるのに、直哉さんの心配をしてたなんて…


ナッチ、いい子すぎるよ。

胸が熱くなった。





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