背中でキーボードを打たれる身にもなってみてよ!
品川から大船までの終電間際は 満員電車だ。この車内で一心不乱で書き込むにはグリーン車で座するしかないので、たまに使う。

今日は、この選択が失敗だった。後の席のサラリーマンが やたら、強くノートに打ち込む奴だった。向かいの窓越しに映る姿からは、必死さと、汗臭さが滲み出ていた。
キーボード打つ音がパチンパチンと耳にうるさかった。しかも、リズムが悪い。こちらの携帯打つタイミングに影響するほどに リズムが悪い。

昼の出来事をネタに膨らませて書いているのに、後が気になって、思うように話が進まないのだ。
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