夏恋
------「ーーー何で起こしてくれなかったのお!?」
「起こしたわよ!何回も!」
・・・タッタッタッ
「お~ふぁよお~・・・」
寝ぼけた様子で降りてきたのは私の弟 斗夢(とむ)
こいつは中3で今日、静流中に転校する
「斗夢も遅れるわよ!早くしなさい!」
--------------「斗夢のせいで、バスに乗り遅れるところだったじゃない!!」
「姉貴も遅かったくせに」
「・・・う、うるさいわね!!」
《次は、桜ヶ丘学園前》
「わたし、ここで降りるから!」