もしも、僕らが
「そげなげんなりした顔せんでさぁー!!」
「あーっ!!よんな!!近寄るな!!
・・・抱きつくなぁー!!!!!」
・・・パシャッ。
「ちょ・・・!!おい、イズ!!
お前、何写真取ってんだよ?!」
「えー??
・・・使い捨てカメラ、早く使い終わりたくて♪」
「なぁー郁ーぅー☆」
「ば・・・!!
抱きつくなって言っちょんだろが!!ぼけぇ!!」
夏休みの学校。
俺達の声が、校舎に、運動場に、いつまでも響いていた。