もしも、僕らが









「絶対・・・また、会おうな」



「・・・あったり前じゃん・・・」







イズの顔は、涙でぐしゃぐしゃだった。

たまらず、俺はイズを抱きしめる。




「約束やから・・・!!!!!」




・・・離れたくない。





彼女とずっと一緒にいたい。





今までずっと一緒にいて。

そしてこれからも、いれると思っていて。

でも、本当はそうじゃなくて。




まだ、頭の中がぐちゃぐちゃだ。

イズと別れるなんて、想像が出来ない。



彼女が傍にいることが、当たり前だったから。



・・・それでもいつかは、慣れてしまうのだろうか。



彼女がいない事に慣れて。





思い出しもしなくなる日が、来るんだろうか。








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