もしも、僕らが
「あのバカ担任曰く、
“諸星君は頭えぇから、もっと上ん高校いけるように練習せないけん”
らしいぜ」
もっとも、俺自身、もっといい高校に行こうなんてさらさら思ってない。
村の中にあるのは、辛うじて建っているA高校一つだけだし。
他の高校に行こうと思えば、1人暮らしとか、下宿とかしなきゃいけない。
なんたって、バスも一日に3本しかないんだ。
隣町にいくには、乗り換えも含めてバスで1時間半は確実にかかる。
それに俺は・・・。
「ふ、ふふっふふーん♪」