ice prince


「うわぁーキレイ」


お使いの途中ふと原っぱの中で足を止めて空を見上げた。
夜空には星が一面に広がっていた。
私は原っぱの上にごろんと寝転がる。
私の目の中にたくさんの星が飛び込んでくる。


「あっ」

夜空に一筋の光が走る。
―――ナガレボシ。

私は手を伸ばしてそのナガレボシを掴む。
ちょうど私が握った瞬間ナガレボシは消えた。
ナガレボシを捕まえた。


その時私の心がドクンと大きく鳴った。


流れ星を捕まえた。
このときから私の運命が変わっていった。


いいほうにも、



悪いほうにも。。。

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