ice prince

「いいなぁ。愛華は。ゆうになでなでしてもらって!!!」

姉はリビングのソファで体育座りをしている。

姉は私にやきもちを焼いたみたいだ。

「愛華ちゃんは可愛い妹なんだから。ヤキモチやかないの。」

そう言って優喜さんは姉の唇に自分の唇を重ねた。

うわぁー妹の前でこんな事しないでほしい。

目のやりどころが…

キスが終わった姉は「ゆー大好きww好き好き大好きー」

と言いながら優喜さんにスリスリしていた。

呆れる姉だ。

「お姉ちゃん、いちゃいちゃしてるとこ悪いんだけどさ」

「ん?」

姉は鋭い視線でこっちをみる。

痛いよー…

「私、授業凄く置いてかれてるから塾通おうかなって思ってるんだけど。
いい?」

「んー塾ねぇ…」



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