ice prince


「あ…」

「ん??どうしたの?」

「ジュース…無くなっちゃったから買ってくる。」

「うん。待ってるw」

私のジュースが…

だって今日は1本しか持ってきてなかったしね…

教室を出て最初の角を右に曲がると

渡り廊下に繋がる。

その入り口の所に自販機がある。

私はそっちの方向に歩き出す。



~~んー何にしよう。

カフェオレはさっき飲んだし…

Qooでいっか。

私はQooを自販機から取り出し

手に持つ。

冷たい…

季節は秋。

ちょっと肌寒くなっている。

まぁそんな説明はどうでもよくて…

私は教室へ戻る。

その時だった。

向こうからキャーキャー言ってる声がした。

私の足が自然と止まる。

向こうから怜くんが歩いて来ていた。

ドクン

胸が大きくなる。

どうしよう…

どうしよう。

て…何がどうしようなんだろ。

ただ昔に戻るだけ。

私はまた歩き出す。


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