ice prince
すれ違う時
怜くんがこっちをみていた。
思わず怜くんの方に視線が行ってしまう。
駄目
駄目。
元に戻るんだから。
私は、ばちっと合った目を前に戻し
歩いた。
ちょっと歩いてそっと後ろを振り返ると
怜くんがこっちを見ていた。
ドクン。
心臓の高鳴る音。
私は急いで向きを変え教室へと急いだ。
「愛華、遅かったね?」
「そう?」
りまがポッキーとか、
机に広げてあるお菓子をポリポリ食べながら言う。
その後りまと20分ほど雑談をし、
授業が始まる時刻になりそうだったので
お互い席に着き
先生が来るのを待った。