ice prince
「俺…でいいのか?俺だぞ?つらい思いさせたのに…」
「怜くんがいいの。私は怜くんしか考えられないから。」
そういうと怜くんはがたっと席を立ち私の横に来て
私をぎゅっと抱きしめる。
「れ…怜くん??」
私はこんな事今まで1度もされたことが無かったから
凄く驚いた。
怜くんはそっと私から離れ
立てひざをし私の目を見る。
「俺達、付き合うか?」
心配そうな瞳で私の目を見てくる。
「私なんかでよければ。」
そういうとまた怜くんはぎゅっと私を抱きしめる。
「今までゴメン。これからちゃんと大切にするから…」
耳元でそう呟く怜くん。
私はこっそりと一筋の涙を流した。