ice prince
観覧車の頂上付近に来た。
さっきよりももっともっと視界が広がって
周りにある家やビルの電気が
いろんな色の宝石みたいだった。
「愛華、楽しい??」
私は言葉を発するという機能を
忘れたかのように怜を見ながらコクコクと頷き
また窓の外へと視線を戻した。
「お疲れ様でした♪」
スタッフの声で自分達が地上に着いたことに気がついた。
降りると先に出ていたりまと秋くんが居た。
「愛華ぁ~綺麗だったね!!!」
「ぅん!!!!まだまだ乗ってたい気分だった」
「だよね~でももう時間だよー。楽しい時間ってホントに早く過ぎちゃう。」
「毎日来ても飽きないかもな~ココ。
また4人で来ようね」
また2人で次の約束をした。