ice prince



その日の夜

♪~♪♪~♪

「もしもし??」

『俺、怜。…大樹たちの事聞いた??』

「うん、聞いたよ。びっくりした」

『だよなあ…。来月の大樹達の結婚式の日

迎えいくから、一緒行こう』

「わかった。じゃあ、何時??」

『まだその日の日程よくわかんねーから、近づいたらまた電話する。

最近また仕事忙しいからしばらく電話とかできないかも。悪いな』

「いいよ!!!大丈夫。お仕事がんばってね」

『あぁ。じゃ、おやすみ』

「おやすみなさい」

プツっと電話の切れる音。

「味気ないなあ…」

怜はいつも用件が済むとスパっと電話を切る。

怜らしいけど何か、寂しい。

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