ice prince
「怜君久しぶり。ほら、座って」
「何でお姉ちゃんいるの…?」
「んま、そこは気にしない!!!」
といわれても…
気になる。
私と怜はお母さん達の向かい側に座った。
「えっと…俺は鈴原怜って言います。
高校の時から愛華さんとお付き合いさせてもらっていて…
今まで一度も挨拶にも来ず申し訳ありません。」
「それで、本題なんですが…
俺は愛華さんを愛しています。
幸せにしたいと思っています。
俺たちはもう20代で結婚を考えています。
俺に愛華さんをください!!!」
怜が頭を下げたのと同時に
私も頭を下げた。
「えーっと…
怜くんだったかしら。
顔をあげてください。ほら、愛華も。」
私たちはそーっと顔をあげて
お母さんの顔色を伺う。
お母さんはにこにこわらってた。
お父さんは…無表情だけど…