ice prince
「お母さんは構わないわ。
こんなかっこいい子が愛華の旦那様だなんて。
それに、愛華の選んだ人だわ。
間違いない。
ね、お父さん??」
今まで黙り込んでいたお父さんが
顔を上げた。
「ん…君の両親は
この結婚について何とおっしゃっている??」
「俺には…両親はいません。
なので叔父の方に報告しました。
叔父たちはこの結婚に賛成してくれています。」
「そうか…私は何も言わない。
君は愛華を幸せにしてくれるか??
大切にしてくれるか??」
「はい。もちろんです。」
「…そうか。愛華、怜君と幸せになりなさい。
いいね??」
「うん!!!」
「ありがとうございます!!」
私たちはまた頭を下げた。