ice prince
ー10分経過ー
「お前はクールすぎんねん。もっと明るく生きなきゃあかんで!!」
まだ言っています。
私達はご飯を食べ終わりぼーっと眺めるだけ。
秋くんはぎゃーぎゃー怜くんにものを言い、怜くんははいはいと受け流す。
そんな二人が私は少し微笑ましく思えた。
「秋くん、もうそろそろ食べないと時間、なくなるよ?」
「あっほんまやっ何気に怜は飯食い終わってるやん!」
「あぁ」
怜くんはいま本に夢中になってる。
「ちょっと声掛けたってもええのに。怜は冷酷や!なんちてーははははは」
秋くんは1人でボケて1人でうけてる…
私も軽く愛想笑い…
ふと思ったんだけど…