ice prince
「京香とは4年前に結婚した。
怜君が20歳になった年に。
その何年も前に出会ってたんだけどね
京香は怜が20歳になってからじゃないと
と言ってきかなかった。
そろそろ京香帰ってくるよ。
買い物に行ってただけだからね。
娘もいるんだ。今3歳になる。」
「ただいまぁー」
小さい子とお母さんの声が聞こえてきた。
「ほら、帰ってきた。」
足音が近づいてくる。
私は緊張していた。
足音が部屋の前で止まり、ドアが開く。
「浩太さん??誰かお客様が来て……」
怜のお母さんは怜を見た途端固まった。
「京香、君にお客さんだよ。
3人で話しなさい。」
そういうと牧野さんは娘さんと部屋を出て行った。