ice prince
ガラッ
「話は、済んだようだね??」
牧原さんと娘さんが部屋に入ってきた。
「お時間をいただき、ありがとうございました。」
「いえいえ。よかったら、ご飯でも食べていかないか??」
「ありがとうございます。でも、遅くなるので、俺たちはこれで。
あと…よかったら、俺達の結婚式に来てください。」
「あぁ。ありがとう。史華と京香と一緒に行かせてもらうよ。
あ、よかったら俺のことはお父さんだと思ってくれないかな。
俺、息子がほしいんだ。史華は君の妹だからね。」
牧原さんはそういうと隣に居た史華ちゃんの頭をなでた。
「ぱーぱ??」
「史華、この人はな、史華のお兄ちゃんだぞ。」
「に、ちゃ??」
「そう。お兄ちゃんだ。」
史華ちゃんは怜の方を見て
「に、ちゃ!!!」
と喜んでいた」。