ice prince


怜くんって睫長いな…目が少し青っぽい。

ハーフか何かかな?

髪の色はちょっと銀っぽい感じ。

何か制服の袖から出ている腕は肉が引き締まっていて…

確か何も部活してないって言ってたけど

何か家とかで運動してるのかな?


「何」

あっ

やっちゃった…

見つめすぎた。

「ごめんねっちょっと見すぎた…あはっ」

私が少しおちゃらけた感じで言ったら

「そ」

の一言で片付けられてしまった。

でも、ちょっと喋っただけなのにこんなに嬉しい気持ちになれるのは、何でだろう。


「怜くん、」

「ん」

怜くんが本から顔を上げて私の目を見る。



< 23 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop