ice prince

ドキドキ

凄い音で胸がなっている。

聞こえて、ないよね??

「いつも本読んでるけどさ、何の本読んでるの?」

「あ?あぁ…これは…」

怜くんはそこでちょっと止まる。

「………?」

「フッ…秘密。」

ほんの少し微笑んだ怜くんはとてもかっこよくて目が離せなくなった。

滅多に笑わなくて話もしない怜くんが私に対して話をしてくれたことが、とても嬉しく思えた。

でも結構仲良くなれてよかったな。

と思っている私をねたましく思っている人も少なくないわけで…。

それは怜くんが『氷の王子様』

『学校1の王子様』

だから。
< 24 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop