ice prince
私はここでボケーと座っている。
4~5分した頃怜くんがどこからか現れた。
「ん」
そういって差し出したのは多分お茶。
「ありがとう」
私はソレを受け取って飲む。
「美味しい…」
中身はお茶だったが、今まで飲んだ事のないような美味しいお茶だった。
「そ」
立った一言を発しただけだったが、
私と話をしてくれているという事実が
なぜだかとても胸を熱くして、
なぜだか胸がドキドキして、
なぜだか嬉しかった。