ice prince


私はケータイをポケットに入れ、

りま達にはトイレに行くと言って体育倉庫の方に向かった。

りま…ごめんね…

相談しなくて…でも1人で行かないといけないから…

私が倉庫裏の方に行くと2年の子と1年の子が居た。

多分この人たちなんだろう…

私は歩いてその人たちのもとへ行く。

「やっと来た。」

2年の子が口を開く。

「私がまみでこの子があみ」

軽く自己紹介される…

この人たち根はマジメそう…

こんな頭のいい学校に来るくらいだしね。。。

そんな事を思いながら彼女達の顔を見ていた。

「もー早く終わらせたいからさ本題に入るわ」

まみさんが髪の毛をいじりながら言う。

「怜くんが好きなのは分かるけど、あんまりベトベトしないでもらえる?

好きならファンクラブ入りなよ。

自分の顔が不細工だってことは分かってるんでしょ?

だったら早く消えてくれないかな。

怜くんには怜くんにふさわしい子がちゃんといるんだから」

まみさんは私より身長が高い。

だから見下ろされている感じがする。

< 55 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop