ice prince
「れ…怜くん!!」
怜くんは私の声が耳に届くとくるっと振り返る。
とても、冷たい目をして…
「怜くん、どうしたの?まだ…「おまえさぁ…」
怜くんが冷たい目で私を見ながら言う。
「お前さぁ、ちょっといい加減にしてくれねぇか?
ベタベタすんのちょっと鬱陶しいんだよな。
ちょっと控えてくれね?」
私はそこまで怜くんが思っているなんて知らなかった。
ココまで悪く思っているなんて…
そんな傷心モードの私に、怜くんからの最後の言葉。
「お前、まじ迷惑。」
私は頭がボーっとする。
くらくらする。
迷惑。
そういったときの怜くんは本当に迷惑そうな顔をしていた。
怜くんはその後直ぐにこの場を立ち去った。