ice prince


私は怜くんにとって『迷惑な存在』だったんだね。

だよね…

普通そうだよね。

自分の大切な友達の彼女の友達。

ただそれだけでこんなに親しくしてくるのはやっぱり『迷惑だったんだよね』

「……クッ……ウゥッ…グスッ…」

私はぬいぐるみに抱きつきながら涙を流した。

私はダレからも必要とされていないのかな…

皆から私は迷惑な存在だとしか思われてないのかな…

そうだよね…

姉も絶対迷惑なはずだ。

本当は一緒に暮らすのいやなはずなのに…

私の親は今海外。

暫く連絡も取っていない。

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