ice prince
両親が海外に行く時、私が1人暮らしするという案が上がったが
私が不安だ…と言ったため却下。
だから今は姉と2人暮らしをしているというわけ。
今日は姉は多分帰るのが遅い。
私は横になり、布団をすっぽりと被る。
『明日、学校行きたくないな…』
そんな事を考えながら寝る。
『明日が来なければいいのに…』
夢の中で怜くんが出てきた。
私は『怜くん!!』と言って怜くんの側に駆け寄る。
そして
『お前まじ迷惑だから。』
そう言って突き飛ばされる。
私は暗い暗い世界に落ちてゆく…
イヤだ…イヤだ…
「イヤ――――――ッ」
「愛華、愛華。どうしたの?」
目を開けるとそこには心配そうな顔をしている姉がいた。