ice prince
「どうしたの?怖い夢でも見た?」
私はぼーっとした頭で夢の内容を思い出す。
確か…
あっ
私はとっさに口元を押さえトイレに走る。
「愛華?!」
姉の叫ぶ声も聞こえたが
返事なんかする余裕もない。
私はトイレに駆け込み、、吐いた。
なん…で?
私、体調悪かったっけ?
私が口元を濯いでいる時に姉が降りてきた。
「どうしたの?体調、悪い?」
「ううん…平気…。ごめんね、起こしちゃって。」
私はそう言って部屋に戻る。
隣の部屋から
「何かあったら言うのよ~」
と姉の声がする。
心配、掛けちゃったな。。。
私はまた布団をすっぽりと被り、眠った。