ice prince
「凄い冷たい人だから。特に女子に。…あっもう来るんじゃない?」
りまの顔から廊下に視線を移すと男の人が歩いてきた。
後ろに何人か女の子がいる。
男の人の顔を見ると
「あっ!!」
「!?何?愛華、どうしたの?」
りまが私が叫んだ事に驚いている。
そして彼も私の声にこっちをみた。
彼は少し驚いた顔をしていたが直ぐに真顔に戻って歩いていった。
「あの人…」
「なに?怜くんを知ってるの?」
「あの人、昨日の人だ。。。」
「昨日の人?」
昨日私の髪が引っかかって、解いてくれて…
その話をまだりまにしていなかった為私は昨日の話しを最初からした。
「そっかぁー怜くんがそんなこと言うんだ…」