初恋アンドロイド
私は

露衣くんの手を引いて

走る。走る。


握る手からは

熱が伝わってくる。


露衣くんがアンドロイドなんて

絶対嘘だ!!


私はしばらく走って

止まった。


「触ってもいい?」

…あれ?

ちょっとヤらしい言い方だったかな(汗


「良いですよ」

「……ぅん」


私は脈を確かめた。


「……!?」

脈が…


そうだよね

やっぱり本当に…

アンドロイドなんだ。


でも…

「カッコ良かったよ」


私は

あんたが好き。
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