初恋アンドロイド
お母さんは気づいたのかパッと口を塞いだ。

「あ、プログラムって言うのわね…」


バッと私はお母さんの前に立った。

「やっぱり…露衣くんはアンドロイドなんですね!?」


お母さんは戸惑っていた。

「…その事誰かに言った?」

「いえ、まだ言ってませんけど」


お母さんはジッと私をみて

「ちょっと待ってて」


しばらく経って大きなトランクを持って来た。

「…なんですか?」


お母さんは無言でトランクを開けた。

中には大量の札束が入っていた。
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