初恋アンドロイド
「これで…あなたの記憶を消させて貰えないかしら?」

「記憶を…消す?」


お母さんは何やら変な装置を取り出した。

「私の発明した物よ、これであなたの記憶を消せるわ」

そんな…

おかしい…

おかしいよ!!


ガタンッ バサバサ...

私はトランクをひっくり返した。


「記憶は…消しません。」

「本当に良いの?一億円よ?」


私の中で何かがキレた。


「無知なあなたに教えといてあげます!!人の記憶は…人の心はお金で買えない価値があるんです!!」

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