初恋アンドロイド
しばらく行った所の公園で露衣くんは私を下ろした。


「あの…ありがとう露衣くん」

「いえ」


トクン トクン

あれ…

なんでこんなに

ドキドキしてるんだろ


露衣は目の前に居るのに

何だか遠くて

愛おしくて


涙が…


「どうしたんですか?」

「ん、なんでもないよ…」


ねぇ

なんで私、露衣くんの事好きになっちゃったんだろ

なんで一目惚れなんか

したこともない恋なんかしたから…


「…っ、う」

「高月先輩…」
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