初恋アンドロイド
「変なお母さんでごめんね、空いてる部屋に案内するよ」

「はい」


…あれ?

いま…

「なんですか?」

「あ、ううん。なんでもないよ」


露衣くんが…笑った?


「あはは」

「?」

「何だか私、幸せ」

「どうしてですか?」

「なんだか私達、一気に距離が縮んだ気がする」

「距離…」


そうだよね

アンドロイドにはこんな気持ち分からないかもね。

クス...


…!?

やっぱり、笑った!


「もー、あんた達ラブラブしてないで早く部屋に行きなさい」

「はーい」
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