初恋アンドロイド
「お父様とお爺様は昔亡くなりました。そのショックでお婆様は病気になったんです」

「…そうだったんだ」


何か複雑だなぁ

露衣くんも苦労してるんだ。


「そして…僕が作られたんです」

「え…」


そんな話…聞いて良いのかな。


「僕は…」

露衣くんが話しかけようとした時。


―ガタンッ

「露衣くん!?」

何で急に倒れたの!?

まさか故障!?


「露衣くん!!露衣くん!!」

露衣くんは私の腕をキュッと掴んだ。


ドキン...

「露衣…くん」
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