初恋アンドロイド
私は露衣くんに小声で質問した。

「ねぇ、ご飯とか食べられるの?」

「はい。大丈夫です」


あ、そーなんだ。

「お腹の中のパックに一旦溜めてから酸で溶かしトイレに流します。」

「……そう」

そんな所まで聞きたく無かったなぁ~…。


私達はお互いの部屋に鞄を置きに行った。

ドサッと鞄を置いた衝撃でヨロっとフラついた。

その時偶々あの絵が目に入った。


私が初めて描いた絵


私が絵を描き始めたのは小学3年生の時だった。

絵を進めてくれたのはお兄ちゃん。

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