初恋アンドロイド
なんだかキュッと胸が苦しくなった

「…ごちそうさま」

私はさっさとご飯を食べて自分の部屋に戻った。


―パタン


自分の部屋がシーンと静まり返ってるのに自分の体の中で何か騒がしく暴れている。

「…うるさい」

何故か涙が出そうになった


私は忘れちゃいけない

私はこれ以上あの人を

好きになっちゃいけない。


「…はぁ」


疲れた…


私はベッドに転がりそのまま朝まで眠ってしまった。


夜中に露衣くんが布団を掛けてくれた事も知らずに…
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