初恋アンドロイド
「立っているだけで…もでるなんですか?」

「うん」

もう、めんどくさい説明は無しだ。


私はサッサッと下書きを始めた。

………

流石アンドロイド。

微動だにせず…。



こうして私たちは授業が終われば美術室へ…それが日課となっていった。

毎日露衣くんと一緒で楽しい。

でも虚しい。


露衣くんと2人きりで居るときは

なんだか1人ぼっちで居るみたいだった。


私は…

一時たりとも


露衣くんがアンドロイドである事を忘れたり出来なかった。

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