初恋アンドロイド

私が家に帰ってから約1時間後

露衣くんが帰って来た。


「おかえりーっ、どこに行ってたの??」

すると

露衣くんは困ったような顔をして黙り込んだ。

(ろ、露衣くんが黙り込むなんて…今までそんな事あったっけ!?)


私がどんな事を言っても

内容はともあれ返事は返ってくる。


とりあえず私はこの重い空気をどうにかしようと口を開いた。

「あ、別に、言いにくいならいいよ!!」

「……すみません」

露衣くんはそう言って

部屋に入って行った。


いいもん……

いいもん!!


こうなったら

尾行しちゃうもんね!!

※デジャヴ←


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