初恋アンドロイド
「いつも露衣と仲良くしてくれてありがとう、あなたの事は露衣から聞いてるわ」
「えっ」
私は露衣君を見た。
すると露衣君は照れているような顔をして、私から目をそらす。
毎週金曜日にお婆さんの病室を訪ね
私の事を話してくれている
……なんて
(ど、どうしよう、嬉しい…)
私はいつの間にか
露衣君の日常の中で大きな存在になっていたんだ…
(そうだよね、一緒に暮らしてるんだし///)
「玲奈さん」
「は、はいっ」