初恋アンドロイド
カルテットは5曲ですぐに終わってしまった。
ステージから下がると、梨花はすぐに私の元へ駆けて来てくれた。
「お疲れ、梨花」
「ありがとー!!」
梨花はキュっと抱きついてきた。
「次は…RU-PUさん…だよね??」
「そう!!めちゃめちゃカッコいいんだよ!!」
確かに、圭さんは格好良かったけど…。
「さっき圭さんと喋ってたよね!?」
梨花は目を輝かせて食いついてきた。
それに思わず後ずさりしてしまう。
「話してたけど…何で??」