甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
ダン!!



大きな音を立てながら矢吹先輩は、机を叩く。



「ふざけんな!!」



矢吹先輩の怒鳴り声が社長室に響く。



「なんでメガネかけてない時に、あの書類なんて渡すんだよ!」



「矢吹……「今話し掛けんな」



矢吹先輩の低い声に、それ以上何も言えなかった。



「おい、あそこ行くからお前も来いよ」



矢吹先輩は、書類を乱暴だけど、一応丁寧に机に置きながらそう言った。



今話し掛けんなって言ったのに……



そう言いたくても、矢吹先輩の雰囲気にあたしは、ただこくんと頷くだけだった。



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