甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
そして矢吹先輩に連れていかれた場所は、矢吹先輩のプライベートビーチだった。



人は誰も居なく、矢吹先輩は、海を見ながらボンヤリしている。



ザーザーと波の音を聞きながら……



なんて話し掛ければ良いんだろう?



「この間の話……」



矢吹先輩は、ぽつりと呟いた。あたしは、矢吹先輩を見つめる。



「話ですか?」



「聞かしてやるよ」



作り話だけどな?と付け加えながら矢吹先輩は、話出した。



「瞳が青だった為、まだ幼い子供は捨てられたんだ」


矢吹先輩は、まるで自分の事のように言う。矢吹先輩の瞳も同じ青色だから……


< 185 / 618 >

この作品をシェア

pagetop