甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
気になって後ろを振り返ると、満面の笑みを浮かべて矢吹先輩が手を振ってくれていた。



っ……



ヤバイ……やっぱりあたし……



好きなのかな? 矢吹先輩が……



胸がドキドキする。



矢吹先輩に初めて会ったあの日のように、ドキドキした。



夕日に照らされ甘い笑顔を浮かべてあたしに、矢吹先輩は言ってくれた。



失恋したあたしを慰めてくれた矢吹先輩。


『お嬢さんは、魅力的な女の子だよ?だから、お嬢さんを振った奴らなんかより良い人がすぐに現れる』



『今は、辛いかもしれない。だけど、神様はちゃんと見ていてくれるから。だから、負けないで?』




< 190 / 618 >

この作品をシェア

pagetop