甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
こんなやり取りをしていても、ちゃんと二人は両想いだ。



あたしも甘甘王子と両想いになれたらな……かなわないって分かるけど……



「フフ……」



「何笑ってんの?キモイから」



「フフ、良いもん!」


壱夜くんは、そう?と言いながらあたしの頭に手を置いた。


ちょうど楽な位置に頭があるからとか呟きながら……



「さてと!あたし、他の部員とこに行ってくるね?」



二人にそう言ってあたしは、側を離れた。
今日は、監督が休みらしく、自主トレとかやってる人が多い。



その中でも、レギュラーの人は、試合が近いからか、練習試合をやろうとしている人も居る。



その中に甘甘王子が居たのだ。ギャラリーの声がいつもよりも多い気がしていたのは、そのためかもしれない。



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