甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「育三?満三?末吉?」



名前?なんで最後だけおみくじなの!



「お母さん、名前?だよね?」



「そうよ、赤ちゃん出来たの。だからね?どれが良いかなって。よっちゃんの義三の三を付けたいなって」


お母さんは、頬を染めお父さんの方を見てから自分のお腹を撫でる。



「赤ちゃんか、良かったね?……ってなんで赤ちゃんが!」



半分切れ気味のあたしは、お母さんとお父さんを交互に指差した。



「私じゃないわよ?コジロウがお嫁さんもらったの!」




「は?じゃあ、なんでお腹触んのよ!」



「お腹撫でたい気分だったから」



しれっとお母さんは、そう言った。



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