甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
変な事言ったかな?あたし……



城之内先輩の髪は、金髪だから太陽の光でますます綺麗になっている。



だから、素直にそう言ってしまったのだ。不思議そうな表情をして城之内先輩は、ニヤリと笑った。


「クックッ……初めてだぜ?」



そう言いながら、城之内先輩があたしの顎をグイッと上に向かせる。



「俺の物にならねー?」



「へ?」



城之内先輩は、あたしの唇をふにふに触ると、顔を近づけさせて来た。



え?ちょっと……



「せ先輩?」



あたしが、戸惑いを感じていると城之内先輩の腕をガシッと誰かが掴んだ。



顔を見上げると、そこには甘甘王子が居たのだ。しかも、城之内先輩の腕を掴んで。



ヒタイは走ってここまで来たのか汗でぬれている。



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