甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
城之内先輩は、すぐさま甘甘王子に掴まれている腕をバシッと振り払うと、クックッと口の端を釣り上げ笑う。



「第二の弱点なんだろ?」



あたしを後ろから抱きしめながら城之内先輩が言う。



っ……振り払えないよ~……



城之内先輩の力は、強くビクともしない。
あたしを抱きしめたまま、甘甘王子を睨んでるようにも見えた。



「せ先輩!」



ん?と言いながら城之内先輩は、少しだけ力を緩めてくれる。それでも、振り払う事は出来ない。



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