甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「しかも、城之内と水遊びもしたんだ?」



ちょ……近付いて来ないでよ!!
その顔で……



「クス……亜佐美さんは、俺様の顔が好きなんだ?」



あたしの表情が赤くなるのを見て甘甘王子は、ニヤリと笑った。



「ももう呼ばないですから!」



甘甘王子なんて……!



「何を?」



「なんでもないです」


やっぱり、あの顔で言われたら何も言えないよ……恥ずかしいよ~。



あたしはすぐにこの場から去りたかった。しかも、あたしは制服が濡れている事なんて忘れてしまっていたのだ。



「え?!」



不意にヒョイと甘甘……じゃない、矢吹先輩に肩に担がれた。
いつもよりも、景色め高く見える。



「や矢吹先輩!!」



「黙ってろよ」



矢吹先輩の低い声にあたしは、頷くのが精一杯だった。



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